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船台組立


組み上げられたブロックの塗装が済むと、ブロックは船台に移されます。
ここからは屋外の工事となることから、外業工事と呼ばれています。
船台は、水面に対して2〜3度程度ゆるく傾斜した陸上の広い斜面に組み上げられた船の台座のことです。
船は通常、水面に対して後ろ向きに組み立てられ、船体の完成後はあらかじめ滑るように作られた台座の上を滑走して斜面に続く水面に勢い良く進水します。
後ろ向きに組み立てるのは、舵やスクリュープロペラといった弱い突出部を、船体が浮かびかけた不安定な時に斜面や台座に当てないためです。
ブロックは、あらかじめ決められた順序にしたがって船台上に運ばれ、精密な位置合わせが行なわれた後、溶接されて行きます。
しだいに巨大な船の全体が見えてきます。
作業を終了した区画ごとに検査やテストが行なわれ、問題がなければその区画の工事を終了します。
船の基本部分が完成したあとは、メインエンジンや、スクリューの振動を抑えるためのプロペラ、デッキブリッジなどが設置されます。
この他にも船の性能を全体的にアップさせるための様々な工夫が盛り込まれます。

船台でできあがった船は、海へ向かって傾斜した台の上を滑らせることで、海に浮かべます。
人間の場合、赤ちゃんが生まれるとその誕生を祝って名前をつけますが、船の場合も同じです。
「進水」とは、船の生まれる瞬間のことをあらわしています。
新しい船の誕生を祝うために行われる進水式では、お客様(船主)と造船所の関係者が出席して執り行われます。
神事のあと、それまで建造番号で呼ばれていた船が、命名とともに船名を覆っていた幕が外されて名前を与えられます。
船を支えていた支綱(しこう)と呼ばれるロープをお客様(船主)の代表者によって斧で切断し、船の先端に取り付けられたシャンパンが割れると船が動き出します。
同時にくす玉が割れ紙吹雪が舞う中を船が滑り降ります。
関係者はわが子の旅立ちを見送るような感慨にひたります。
ちなみに、この支綱切断の時に使われる斧はその船ごとに新しく作られるため、同じものは二つと存在しません。
日本においては銀の斧を使用することが多いのですが、これは日本独自のもので、古くから悪魔を振り払うといわれている縁起物です。
進水式後、お客様(船主)に贈呈されます。



設計材料購入切断曲げと溶接ブロック船台組立船内仕上


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